ファッション

ユニチカがコンペイトウ型繊維を開発 発色性をアップ

 素材大手ユニチカの繊維子会社、ユニチカトレーディングはコンペイトウ型の繊維断面を持つポリエステル糸「セシェ・シックス」を開発した。コンペイトウのような断面が、発色性を高め、リネンのようなドライなタッチを付与できるという。まずは2018年春夏の婦人服地で展開する。同社の森本惠治レディス営業部部長は「18年春夏はナチュラルな風合いにテクノロジーの要素をミックスし、フェミニンなイメージがポイントになる。植物のモチーフの柄を載せた、爽やかなプリント生地などでも展開したい」という。

 ユニチカトレーディングは、異なる原料をミックスすることで、糸を変形させる混繊技術を得意にしており、「セシェ・シックス」もそうした技術を活用している。2018年春夏向けには同様の技術を使い、三層構造にした防透けポリエステル「クールアート」、一本の糸の中に濃染と淡染を発生させる「ラインスターFE」も提案する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。