デザインの祭典「ミラノデザインウィーク2017(MILANO DESIGN WEEK 2017)」が4月4〜9日、ミラノで開催された。会期中に発表された「ミラノデザインアワード2017(MILANO DESIGN AWARD 2017)」で、吉岡徳仁(TOKUJIN YOSHIOKA)が最高賞を受賞。1300以上の出展から40作品がノミネートされ、最も優秀な作品に選ばれた。
吉岡は、今年設立70周年を迎えたLGとのコラボで「吉岡徳仁 x LG:S.F_センシズ・オブ・ザ・フューチャー(TOKUJIN YOSHIOKA x LG:S.F_SENSES OF THE FUTURE)」を制作。SFをテーマに、ミラノ・スーパースタジオ内で新作“ウォール・オブ・ザ・サン(WALL OF THE SUN)以下、ウォール”と“S.Fチェア(S.F CHAIR)以下、チェア”を展示した。光の壁“ウォール”を背景に、センサーで七色に変化する“チェア”を幾つも設置した幻想的なインスタレーションで多くの来場者を魅了した。
吉岡は、デザイン・アート・建築などの分野で活躍。自然と人間の感覚をキーワードに実験的な手法でポエティックなデザインを手がけている。