H&Mジャパンが、女優の柴咲コウを起用したゴールデンウィーク向けキャンペーンを実施する。2008年に日本に上陸して以来、グローバルキャンペーンを中心に打ち出してきた「H&M」だが、今回は初めての日本企画のグローバルキャンペーンとなる。H&Mジャパンのアニカ・サンドストローム=マーケティング・マネジャーは「初めての日本独自キャンペーンなので、日本人のカスタマーの心に近い人物を選びたいと思い、女優として活躍し、日本を代表する大河ドラマの主役も演じている柴咲さんをブランドアンバサダーに起用した。また、『H&M』はグローバルキャンペーンでも“芯の強い女性”をテーマにしている。そういう意味でも、意志が強く、女優であり歌手でもあるなど才能に溢れていて、しかも、親近感を持っている柴咲さんが最適だと考えた」と起用理由を説明する。さらに、「“ローカル・レリバンシー”(地域適合性)をキーワードに、日本のマーケットに適した展開を強めようというタイミングでもあった。ゴールデンウィークは日本ならではの大切な商機。日本のチームがハイクオリティーなものを作るという信頼をしてもらえていることの現れでもある。このキャンペーンを通じて、より日本の顧客に身近な存在になっていきたい」と続ける。
フォトグラファーを務めたのは、レスリー・キー。「コウちゃんは、日本を代表する大好きな女優さん。ラグジュアリーブランドやビューティ系のブランドなどとの仕事もたくさん見てきたが、大人で自信がある女性。だからこそ、シンプルな衣装も着こなせる。春のメイントレンドであるストライプシャツやシンプルなワンピースなどを着ても、キラキラとした彼女が表現できるのは、女性として、女優としての経験があるから。彼女の美しい部分やかっこいい部分、そして、心の清らかな部分を一番切り取りたかった。何よりも、1枚1枚の写真に対して衣装の見せ方なども一緒に考えて撮影した」という。また、「女優さんなので、たくさんの名作の映画やドラマを経験しているし、コウちゃんは音楽もやっているので、彼女のいろいろな一面を引き出したかった」と語る。
“ハッピー・ゴールデンウィーク”キャンペーンは4月27日から全国で展開。約70カ所の店頭やストアウィンドウでビジュアルや展開を予定。撮影の舞台裏の映像なども順次公開していく。