20日に開業する大型商業施設「ギンザ シックス」のオープニングセレモニーが17日夜に開かれ、安倍晋三・首相、小池百合子・東京都知事らが来賓として祝辞を述べた。他にも元首相の森喜朗=東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長、同じく元首相の麻生太郎・財務大臣、石原伸晃=経済再生担当大臣、世耕弘成・経済産業大臣、高市早苗・総務大臣、山本幸三・地方創生担当大臣ら政府要人が顔をそろえ、都市開発や観光施策としての「ギンザ シックス」への期待の高さをうかがわせた。
安倍首相は「安倍内閣は観光立国に力を入れており、発足以来、訪日外国人客は3倍の2400万人に増えた。そして東京を訪れる人の半分が銀座に来る」と銀座のポテンシャルを評価した。その上で、先日発表された観光競争力ランキングで日本が安倍政権発足後の13年に14位、15年に9位、17年に4位に上昇したこと紹介し、「4位に満足していてはいけない。『2位ではいけないでんですか』では下がってしまう(笑)。上にいるドイツやフランスに負けないよう、1位を目指していこうじゃありませんか」と呼びかけた。
オープニングセレモニーにはギンザ シックスを運営するJ.フロントリテイリングの山本良一・社長、森ビルの辻慎吾・社長、LVMHグループのLキャタルトン リアルエステートのベルナール・アルノー=プレジデント兼CEO、住友商事の中村邦晴・社長が登壇したほか、出店する企業の幹部が数百人出席した。