フランドルは4月18~20日まで、2017-18年秋冬商品の展示会を開催している。今年は、通常5月末~6月に実施していた秋冬展示会を約2カ月前倒し、主要ブランドの「イネド(INED)」「イヴォン(YVON)」「エフデ(EF-DE)」「ルフトローブ(LUFTROBE)」「イッツ インターナショナル(I.T.’S. INTERNATIONAL)」「クリアインプレッション(CLEAR IMPRESSION)」などの新作を発表。同社の発信するトレンドを一早く打ち出すとともに、展示会での社内外の声を反映した商品を店頭に並べることが狙いだ。展示会の見せ方も刷新し、従来のブランドごとの配置から、ブランドをアイテムや素材の種類ごとの展示に切り替えた。
今季は全ブランドで“アーバン エフィシェント(Urban Efficient)”をテーマに、エコファーコートやベルベット、ベロアの光沢素材、ダウンコート、カラフルニットに重点を置き、バリエーション豊富にそろえた。「イネド」はブランド設立から25周年を記念して、戦略価格のアイテムを発表した。“25”にちなんだ2万5000円のダウンジャケットやモッズコートをはじめ、9万8000円のアルパカ100%のロングコートなどをラインアップする。
フランドルは昨年からモノ作りの体制を編成した。デザインの同質化から脱却するため、これまでのブランドごとのチームを無くし、デザイナーと企画、MDの約100人が横断して全ブランドに携わっている。今後、セレクト業態の「スーペリアクローゼット」では出店先の地域や顧客層に合わせた商品を投入を強化していく。また、3月には雑貨事業部を立ち上げ、買い付けを主にしてきたバッグやシューズなどの雑貨のオリジナルを増やしていく計画だ。