銀座最大級の商業施設ギンザ シックスが20日、開業した。オープン直前の行列は2500人まで伸び、10分前倒しの10時20分に開店すると、大勢の客が目当ての店舗に向かった。50代以上と思われる中高年の男女の姿も目立った。時間が経つにつれ、銀座駅や有楽町駅方面からやってくる人が増え、施設の裏手を囲むように入場待ちの行列がどんどん長くなり、11時には入場まで120分待ちのアナウンスを出した。
文京区からやってきた18歳の男子大学生は「『Y-3』で買い物するために早く家を出た」と話した。横浜から来た中高年の夫婦は「行列があまりに長いので、むこうの百貨店に行く」と苦笑しながら、三越の方面に歩いて行った。週末にかけてはさらに広域から多くの客が来店することが予想され、人気の飲食店には行列ができそうだ。
開業前にはテープカットセレモニーが館内の吹き抜けで開催され、 運営するJ.フロント リテイリングの山本良一・社長、森ビルの辻慎吾・社長らが登壇した。