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森永製菓がパッションフルーツを使用した美容成分を新開発

 森永製菓は4月27日、抗酸化作用などが高い独自開発したパッションフルーツの種子エキス「パセノール(PASSIENOL)」を配合したゼリーやタブレットなどを「プラザ(PLAZA)」で発売する。これまで通販でのみ扱ってきたが、今回初めて一般に向けた商品を扱う。

 「パセノール」はパッションフルーツに含まれる有効成分のピセアタンノールを高濃度に凝縮したエイジングケア素材。ピセアタンノールはポリフェノールの一種で、抗酸化作用とコラーゲンの生成力を持つ。ぶどうに含まれるレスベラトロールの7000倍の抗酸化作用、2倍の浸透力を誇る。シミ・シワ、血流、糖質・脂質代謝、運動機能を改善する他、神経の保護や体内時計の調節を行う。

 10年前から「パセノール」の開発に関わってきた松井悠子・森永製菓新領域創造事業部チーフマネージャーは「幼いころをオーストラリアで過ごし、パッションフルーツをよく食べていた。南国でよく食べられているパッションフルーツは、紫外線が強い環境でも育つため、何かしら抗酸化作用があると思った。そこから開発を始めるうちに美容効果が高いことを発見し、約10年かけて商品化に至った」。今回、ゼリー(300円)とタブレット(320円)、水や炭酸水で割って飲むコーディアル(1800円)を発売するが、「ご飯代わりにもなるゼリーとどこでも手軽に摂取できるタブレットを開発した。さらに、いろいろな使い方ができる商品も作りたくて、水で割ってドリンクにしたり、ヨーグルトやサラダにかけたりしても美味しいコーディアルを手掛けた」。味にもこだわり、「機能性食品はマズイ、というイメージを払拭したかったため、パッションフルーツの甘酸っぱさを最大限に表現した」とコメントした。

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