今崎契助が手掛ける「プラスチックトーキョー(PLASTICTOKYO)」は2017-18年秋冬、ウィメンズライン“プラスチックトーキョー フォー ウィメン(PLASTICTOKYO FOR WOMEN)”をスタートする。
「プラスチックトーキョー」は今春、親会社のヘッジフォッグから独立し、新会社プラスチックトーキョーを設立。社長は今崎デザイナーが兼任する。新体制での初のコレクションではメンズは1シーズン休止し、ウィメンズを初披露する。18年春夏にはメンズとウィメンズをミックスしたコレクションを発表する予定だ。
初のウィメンズは、ストリートの要素とメンズウエアの再構築がポイントだ。メンズサイズのトレンチコート、コーチジャケット、スエット、Tシャツなどをベースに、ワンピースやブラウスなどのアイテムに作り替えている。得意のキャッチーなグラフィックデザインも健在。“PLASTICTOKYO”のロゴをはじめ、花、猫、迷彩などのプリントを施しながらも、丸みを帯びたギャザースリーブや、オフショルダー、抜き襟などのディテールで、女性らしさを表現。所々にワイドポケットを付けて、従来のメンズでも強みにする機能性も加えた。
4月27日~5月1日には、バイヤーやメディアなどの業界関係者向けの展示会を文化ファッションインキュベーションで行う。
今崎デザイナーは1983年京都生まれ。文化ファッション大学院大学卒業後、友人とグラフィックTシャツを中心としたブランドを立ち上げ1年間活動。その後、アパレル企業で経験を積み、2013年春夏に「プラスチックトーキョー」をスタート。16年には第34回毎日ファッション大賞で新人賞・資生堂奨励賞を受賞した。