パリ装飾芸術美術館(Les Arts Decoratifs)は、2017-18年秋冬オートクチュール・コレクション期間中の7月5日から18年1月8日まで、「ディオール(DIOR)」のブランド設立70周年を記念した回顧展「クリスチャン ディオール ドリーム クチュリエ(仏:Christian Dior, Couturier du Reve)」を開催する。同展はパリの公立美術館史上、最大規模のファッション展となる。
約3000平方メートルにおよぶ会場には、ムッシュ・ディオールから、彼の後継者であるイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)、マルク・ボアン(Marc Bohan)、ジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)、ラフ・シモンズ(Raf Simons)、現在のマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)=アーティスティック・ディレクターの作品まで、300点以上のクチュールピースを展示する。この他、ファッション写真やスケッチ、広告など、ブランドの70周年を振り返るアイテムが数多く並ぶ。