中目黒高架下に4月20日、計70メートルのウォールアートが出現した。東急電鉄の依頼のもと、トランジットジェネラルオフィスがプロデュースしたものだ。描いたのは、1990年代のカルチャーを牽引し、「LOVELETTER TO」と題したウォールアートを原宿やマイアミなど世界16カ所で描き、現在も世界中で活動するペインター、エスポ(ESPO)と、エースホテル アンド スイムクラブ(ACE HOTEL AND SWIM CLUB)などでウォールアートを描いているジェニー・シャラフ(Jenny Sharaf)。2人は中目黒を表すキーワードをトランジットから事前に聞いて、エスポは「LIFE CAN BE BEAUTIFUL」をテーマに、ジェニーは「ダイナミックな中目黒の様子や東京のファッションカルチャー」をテーマに作品を制作した。
エスポは「私は今まで日本のアートなどから影響を受けて作品を作って来た。この作品を通じて逆に日本人が日本の良いところに気が付いてくれれば」と語る。またシャラフは、「この仕事を光栄に思う。東京にいる人たちがかっこいいと思うものは、世界でも通用する風潮があると感じているので、この作品が東京の人たちの感覚に刺されば、と思っている。一年前に見に来たときは高架下には何もなかったが、今は都市開発が進んでいる。自然と私の作品が、中目黒に来る人たちに新しいインスピレーションを与えられれば」と語った。