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資生堂がジェンダー平等推進活動の日本リーダーに

 資生堂は、日本企業として初めてジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関「UN Women」と契約を締結した。今後は、「UN Women」が日本でジェンダー平等推進活動を行う中で、旗振り役を担っていく。

 お客の9割、社員の8割が女性の資生堂は、女性支援の国際的な原則(WEPs)のリーダーシップ大賞を2013年に受賞。さらに、「女性が活躍する会社BEST100」(日経WOMENと日経ウーマノミクス・プロジェクトが主催)では14年から3年連続で1位に選ばれるなど、以前から女性の活躍推進について積極的に取り組んできた。今回の契約は、世界中でジェンダー平等と女性のエンパワーメントに取り組む「UN Women」と同社の考えが一致したことから実現した。

 今後は、ジェンダー平等を達成するために「UN Women」が立ち上げたキャンペーン「HeForShe」の浸透を目指し、若年層に向けたジェンダー平等に関する啓発プログラムを、賛同する大学や高校などで実施する。現在、名古屋大学、お茶の水女子大学、中央大学、田園調布学園(高等部)、立教女学院高校が賛同しており、まずは10月に国連大学でのイベントを予定する。

 「UN Women」は、10年7月の国連総会決議により、ジェンダー関連の4機関を統合して設立。国連加盟国による世界的規範および基準の策定支援などを行っている。昨年、親善大使に俳優のアン・ハサウェイが就任した。

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