ファッション

クビ目前の編集者が“やっつけ”で作ったゴシップ誌が話題

 アメリカン・メディア(AMERICAN MEDIA)に買収されたゴシップ誌「Us ウィークリー(Us Weekly)」の“やっつけ仕事”が話題になっている。普段から写真の多い雑誌だが、最新号は写真だらけ。巻頭はビキニの季節に向けたダイエット企画だが、セレブのビキニの写真しかない。テキストはキャプション(写真の説明文)だけ、と話題だ。

 これには理由がある。アメリカン・メディアは、ワーナー メディア(WENNER MEDIA)から雑誌を推定1億ドル(約108億円)で買収後、ベテランを中心に38人の編集者のリストラを宣告。最新号の編集に携わった多くは、クビになることがわかった上で、編集業務続けていたのだ。実際、彼らは校了日(雑誌の全データを印刷所に送り、編集業務を終える日)当日、メールで翌日の解雇を通告された。内部のスタッフは、「最終週は、皆がおかしかった。いつクビになるのか、そして退職金はもらえるのかなど、全くわからなかったから」と話す。

 とはいえ外部からは、「プロなんだから、いつも通り仕事するべきだった」という、至極当然な声があがっている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。