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アメリカ出版社のタイムが身売り断念

 同名の雑誌を発行するアメリカの出版社タイム(TIME)は、身売りを断念することを決めた。「過去数カ月、さまざまな会社から買収に興味があるとの誘いを受けた」とリッチ・バティスタ(Rich Battista)最高経営責任者(CEO)は話すが、「すでに策定した経営プランを進めるのが最善の策との結論に至った」と続ける。ただ、会社全部ではなく、事業や資産の一部を売却する可能性はあるという。従業員のリストラについては言及しなかったが、「紙媒体からの事業移行に際して、コストを見直すことは必要」と述べた。

 身売りのウワサが浮上して以来、米アリゾナ州の投資会社ナジャフィ(NAJAFI)、同じく投資会社のパンプローナ・キャピタル・マネージメント(PAMPLONA CAPITAL MANAGEMENT)、メディアのメレディス・コープ(MEREDITH CORP.)などが買収に興味がありそうだとウワサされてきた。タイムは年初、18億ドル(約1944億円)の買収提案を受けたが、これを却下している。

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