ビジネス

瀧定大阪がシアタープロダクツを売却

 繊維商社の瀧定大阪は、子会社のシアタープロダクツを5月1日付で売却した。シアタープロダクツはMBO(マネジメント・バイ・アウト、経営陣による買収)で、瀧定大阪が保有していた全株式を買い取り独立する。社長はデザイナーの武内昭氏が務める。売却額などは非公表。

 シアタープロダクツは独立により「迅速な経営判断とよりよい商品とサービスの提供にまい進し、これまで以上にファッションの持つ空間的で劇場的な本質によって多くの人の生活に貢献できるよう尽力していく」とコメントしている。

 瀧定大阪は2013年8月にシアタープロダクツを買収。同年にはオリーブ・デ・オリーブや、リステアホールディングスの婦人服「スタニングルアー」などのM&Aを行ったが、「スタニングルアー(STUNNING LURE)」も今年3月にジャパン・イマジネーションに売却していた。瀧定大阪が4月28日に発表した17年1月期グループ連結決算では、営業損益は4億3400万円の赤字で、子会社のブランド事業から22億円の営業損失を計上、ブランド事業は不振が続いており、売上高の9割を占めるテキスタイル卸とアパレルOEMに経営資源を集中させる方針を明らかにしていた。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

疾走するアシックス 5年間で売上高1.8倍の理由

「WWDJAPAN」11月4日号は、アシックスを特集します。2024年度の売上高はコロナ前の19年度と比べて約1.8倍の見通し。時価総額も2兆円を突破して、まさに疾走という言葉がぴったりの好業績です。売上高の8割以上を海外で稼ぐグローバル企業の同社は、主力であるランニングシューズに加えて、近年はファッションスニーカーの「オニツカタイガー」、“ゲルカヤノ14”が爆発的ヒットを記録したスポーツスタイル…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。