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「クロエ」の過去と未来を体感できるマルチスペースが誕生

 「クロエ(CHLOE)」は2017-18年秋冬オートクチュール・コレクション期間中の7月2日、ブランドの歴史を継承することを目的にしたマルチスペース「メゾン クロエ(Maison Chloe)」をパリ8区のペルシエ通りにある本社ビルの隣にオープンする。

 1903年築のオスマン建築の同施設は、アーカイブの所蔵やショールーム、撮影スタジオ、ファッションショーの会場として活用される。また、ジョフロワ・ドゥ・ラ・ブルドネイ(Geoffroy de la Bourdonnaye)=クロエ最高経営責任者(CEO)は「ブランドをより身近に感じてもらうために展覧会を開催する」とコメント。初の展覧会は、最も多くブランドを撮影してきたフォトグラファーのギイ・ブルダン(Guy Bourdin)にフォーカス予定だ。ブルドネイCEOは、「フェミニニティを感じさせる芸術的な場所にしたい」と語る。

 「クロエ」は6年間にわたり、クリエイティブ・ディレクターを務めたクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が退任し、4月にナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)が後任に就いたばかり。このほか、ブルドネイCEOは、14年に亡くなった「クロエ」のギャビー・アギョン(Gaby Aghion)創業者の孫娘、ミカエラ(名字は非公表)が半年前にブランドのアーカイブ部門に加わったことを明らかにした。

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