ビジネス

「クロエ」の過去と未来を体感できるマルチスペースが誕生

 「クロエ(CHLOE)」は2017-18年秋冬オートクチュール・コレクション期間中の7月2日、ブランドの歴史を継承することを目的にしたマルチスペース「メゾン クロエ(Maison Chloe)」をパリ8区のペルシエ通りにある本社ビルの隣にオープンする。

 1903年築のオスマン建築の同施設は、アーカイブの所蔵やショールーム、撮影スタジオ、ファッションショーの会場として活用される。また、ジョフロワ・ドゥ・ラ・ブルドネイ(Geoffroy de la Bourdonnaye)=クロエ最高経営責任者(CEO)は「ブランドをより身近に感じてもらうために展覧会を開催する」とコメント。初の展覧会は、最も多くブランドを撮影してきたフォトグラファーのギイ・ブルダン(Guy Bourdin)にフォーカス予定だ。ブルドネイCEOは、「フェミニニティを感じさせる芸術的な場所にしたい」と語る。

 「クロエ」は6年間にわたり、クリエイティブ・ディレクターを務めたクレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が退任し、4月にナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)が後任に就いたばかり。このほか、ブルドネイCEOは、14年に亡くなった「クロエ」のギャビー・アギョン(Gaby Aghion)創業者の孫娘、ミカエラ(名字は非公表)が半年前にブランドのアーカイブ部門に加わったことを明らかにした。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。