ユナイテッドアローズの2017年3月期連結業績は、本業のもうけを示す営業利益が前期比17.2%減の91億円だった。新規出店やECの成長によって売上高は同3.3%増の1455億円だったが、人件費や宣伝販促費の増加で販管費率が1.7ポイント上昇し、利益を圧迫した。純利益は同20.1%減の51億円。
ユナイテッドアローズ単体の既存店売上高(実店舗とEC)は2.0%増だった。実店舗は2.2%減だったものの、ECが23.6%増を達成。売上高に占めるEC化率は16%になった。業態別では「グリーンレーベル リラクシング(GREEN LABEL RELAXING)」が引き続き好調で、ECだけでなく実店舗の既存店売上高もプラスで推移している。連結での出退店は出店22、退店16で、期末店舗数は360になった。
今期(18年3月期)は、売上高1538億円(前期比5.7%増)、営業利益99億円(同8.6%増)、純利益54億円(同5.9%増)を予想する。出退店は出店22、退店16で、期末店舗数は366を計画する。