フランス政府は、広告など宣伝目的のイメージ素材に修正を施し、被写体を実際の姿より細く見せる加工をした場合、イメージ上にその旨の明記を義務づける法律を可決した。また、フランスで働く特定のモデルに健康証明書の提示を義務づけた。
5日に発行されたフランス政府公報によると、修正・補正を行なったレタッチ画像には10月1日以降、「photographie retouchée(もしくはretouched photograph)」という文言を添えなければならないという。同法律は出版物、オンライン、ポスター、カタログなどの広告に使われる画像に適用される。
また、同報では特定のモデルに対し、医師が発行した健康証明書の提出を義務づける法律も公表された。証明書は2年まで有効で、16歳以上のモデルは体全体の健康状態と、BMI指数が正常であることを示すことが求められる。フランスで働くヨーロッパ圏出身のモデルも対象。5月15日から施行される。