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英百貨店グループがキャサリン妃でおなじみの「イッサ」を買収

 英百貨店グループのハウス オブ フレーザー(House of Fraser)は、ロンドンのコレクションブランド「イッサ(ISSA)」をハロッズ前経営者の娘、カミラ・アル・ファイド(Camilla Al Fayed)から買収した。買収額は非公表。「イッサ」は、英国のキャサリン妃が婚約発表の際にロイヤルブルーのドレスを着用したことから一躍注目を浴びたブランドだ。体の線を細く見せる、明るいカラーのラップドレスで知られる。

 今回の買収は、ハウス オブ フレーザーのオリジナルブランドの品質やデザインを向上させる戦略の一環。同社は今年初めに戦略的なビジョンを示すためにプレゼンテーションを開催し、「商品ラインの品質とデザインの改善に集中する」と述べていた。マリア・ホリンズ(Maria Hollins)=ハウス オブ フレーザー・バイイング・デザイン部門エグゼクティブ・ディレクターは、「『イッサ』はアイコニックで上質なイギリス発のファッションブランド。トレンド感度の高い消費者から高い評価を得ている。服の高級感を保ちつつ、現代的な魅力を提供することで、『イッサ』のブランドとしての幅を広げるために、チームはこの10カ月間に懸命に働いてきた」と語った。

 「イッサ」は2003年にダニエラ・イッサ・ヘラエル(Daniella Issa Helayel)創業者兼前クリエイティブ・ディレクターによってロンドンでスタートした。ヘラエル創業者は2013年に辞任。その後、ブランドをグローバル展開させる目的で、ファイドが立ち上げた新会社がブランドの株式51%を所有していた。

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