一般社団法人ファッション産業人材育成機構(IFI)が、「IFI ロジスティクス研究会」の講義プログラムを開催中だ。「IoT時代のバリューチェーン構築を目指し、ロジスティクスを改革させる」をテーマに、オムニチャネルやビジネスモデル全体を最適化させるミッションを持ち、ロジスティクス改革を目指す経営幹部を対象としている。
全5回のプログラムで、初回は4月25日に開催。「ロジスティクスの現状と課題」として、フレームワークの秋原淳一・社長が、ロジスティクスによるビジネス価値の向上やIoT(インターネット・オブ・シングス、モノのインターネット)の狙いや未来像、物流業界を取り巻く課題や「ザラ(ZARA)」を擁するインディテックス社が先行するRFID(無線電子タグ)の活用による効率アップの事例などをレクチャーした。
2回目以降も、ワコール流通、ビームスホールディングス、丸二倉庫、ムービングなど物流で先行する企業から講師が登壇する。今後のスケジュールとテーマは以下の通り。コーディネーターは黒川智生VMIパートナーズ代表が務める。受講料は全5回で3万1000円。若干名の申し込み枠があるといい、5月16日の講義終了後には、講師・参加者の交流会も開催予定だ。
■「IFIロジスティクス研究会」開催予定
5月16日 18:30~20:00 :ワコール流通
牧邦彦・社長/「ファッション物流の課題と取り組みⅠ~自社物流は、事業戦略と連動して、どのような優位性を築くか?」
6月20日 18:30~20:00 :ビームスホールディングス
竹川誠ロジスティクス本部課長/「ライフスタイルを支える物流の仕組みへの挑戦~セレクトストア業態における、選択と集中とは?」
7月25日 18:30~20:00 :丸二倉庫
青木弌(いち)・常務首都圏本部長/「ファッション物流の課題と取り組みⅡ~他社物流は何をどう変えてくれるのか?」
8月22日 18:30~20:00 :ムービング(丸井グループ)
若島隆・社長/オムニチャネル進化のロジスティクスをいかに構築するか~実店舗とネットが一体化し、どう収益拡大するのか」