4月に公開した「ゴースト・イン・ザ・シェル(GHOST IN THE SHELL)」は、士郎正宗原作のSF漫画「攻殻機動隊」を実写化したハリウッド映画だ。スカーレット・ヨハンソン、ビートたけし、ジュリエット・ビノシュらの出演者をそろえた。ビートたけしは、主人公である少佐の上司で公安9課の創設者、荒巻大輔を演じている。
劇中で荒巻が左手につけている時計は、スイスの時計ブランド「アーティア(ARTYA)」の“ロシアンルーレット(Russian Roulette)”というモデルだ。文字盤はリボルバー式拳銃のシリンダーを模し、6つの穴の1つに本物の“.357マグナム弾カートリッジ”が1発込められている。腕の動きに応じて文字盤が回転するギミックは、同作のサイバーパンクな世界観と重なる。価格は110万6000円からで各モデル世界限定99本だ。
「アーティア」は、スイス時計業界の重鎮イヴァン・アルパ(Yvan Arpa)が立ち上げたブランド。アルパは「ウブロ(HUBLOT)」「ジェイコブ(JACOB&CO.)」「ロマン・ジェローム(ROMAIN JEROME)」などのブランドをプロデュースし、現在サムスン( SAMSUNG)のスマートウオッチのデザインを担当するなど、これまでに45ブランドに携わっている。「アーティア」は2009年、テスラコイルから発生する超高圧電流でケースを加工する“Struck by lightning”コレクションでデビューした。プーチン大統領や元サッカー選手のペレら多数のVIPを抱えている。