新たなデザイン&アートのフェスティバル「デザイナート(DESIGNART)」が今秋スタートする。会期は、10月16~22日で、2018年春夏「アマゾン ファッション ウィーク 東京(AMAZON FASHION WEEK TOKYO)以下、東京ファッション・ウィーク」と同時期、1日長い会期で開催。「デザイナート」とは、デザインとアートを掛け合わせた造語で、「感動のある暮らし」をコンセプトに、デザインとアートの垣根を超え、日々の生活で感動を与えるモノやコトを発信するイベントだ。青山・神宮前・渋谷・代官山・六本木の5エリアでデザインやアート、ファッション、食、テクノロジーなどに関するさまざまなイベントや展示を行う予定で、来場者数は5万人を見込んでいる。同イベントは若手のデザイナーやアーティストの支援や異文化・異業種の交流、日本を中心としたクリエイティブ産業の活性化を目的にしている。
発起人は、青木昭夫ミルデザイン・クリエイティブ・ディレクター、川上シュン=アートレス・アート・ディレクター、小池博史=ノングリッド/イメージソース代表、永田宙郷イクス代表、クライン ダイサム アーキテクツの建築家ユニット、アストリッド・クラインとマーク・ダイサム。
5月15日に東京・青山で行われた記者発表会で青木代表は「東京は、世界屈指のミックスカルチャー都市。『デザイナート』を東コレと連携することで、世界中から東京に人々が集まる週にしたい。ファッションとのコラボレーションも予定している」とコメント。
他にも、昨年末に再登場したディーン&デルーカ カフェ青山(DEAN & DELUCA CAFÉ AOYAMA)が会期中、オフィシャル・カフェとして参加。オープニング・イベントとして、ぺちゃくちゃないと(PECHAKUCHA NIGHT、以下、ぺちゃくちゃ)を開催する。ぺちゃくちゃとは、クラインとダイサムが2003年にスタート。20枚のスライドを1枚につき20秒ずつプレゼンテーションするというもので、世界中の約1000都市で開催されている。
デザイン関連のイベントでは、毎年10月末~11月初旬にかけて「東京デザインウィーク」が行われてきた。昨年、作品から出火し5歳児が焼死するという事件が起こり、今年は開催が中止になった。「東京デザインウィーク」に代わる「デザイナート」の開催に注目が集まる。