ビジネス

「バーバリー」2016年度通期 ビューティ不振と卸先減で減収減益

 バーバリー(BURBERRY)の2016年度通期決算は売上高が前期比10.4%減の27億7000万ポンド(約4044億2000万円)、純利益が同7.3%減の2億8680万ポンド(約418億7280万円)と減収減益だった。ビューティ事業の収益が予想を下回った他、卸先を大幅に削減、コティ(COTY)とのビューティビジネスにおけるライセンス契約の追加コストが影響した。さらに、組織の構造改革に伴うコストも利益を押し下げた。

 クリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)=バーバリー チーフ・クリエイティブ・オフィサー兼最高経営責任者(CEO)は、「将来の成長のために取った行動は、すでに利益を生み始めている。これからは利益がさらに生まれるだろう」とコメント。さらに17年度について、「急速に変化するラグジュアリー市場に対応する1年になる」と説明した。

 なお、ベイリーは7月にCEO職を退き、マルコ・ゴベッティ(Marco Gobbetti)アジア太平洋地域・中東担当エグゼクティブ・チェアマンが新CEOに昇格する。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。