5月22日発売の「WWDジャパン」は、ミラノサローネ2017(MILANO SALONE 2017)特集号です。ミラノサローネ(以下、サローネ)とは、世界最大級のインテリア・デザインの祭典で、世界中からクリエイターが集結。「エルメス(HERMES)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」などファッション・ブランドも参加し、年々盛り上がりを見せています。この号では、ファッション業界人でも知っておくべき、注目のインテリア・ブランドやデザイナーをピックアップし紹介します。他、「ザラ(ZARA)」のスペイン本社・物流センターを取材したバリューチェーンの裏側の解説や、専門店・百貨店・アパレル主要企業の2016年度の決算まとめ記事など、注目のコンテンツが盛りだくさんです。
「グッチ(GUCCI)」を筆頭に、ここ数シーズンファッションで定着しているレトロ・ミックス感がインテリアでも注目されています。その代表格が「フェンディ(FENDI)」などとも協業する「ディモーレスタジオ(DIMORE STUDIO)」やビンテージ名作家具と新進気鋭のデザイナーの新作、アートなどをミックスして展示する「ニルファー(NILUFAR)」です。これら2つにフォーカスし、それぞれの世界観や哲学に関して、インタビューを交えながらフィーチャーします。
今年のサローネでもファッション・ブランドの展示や発表が至る所で行われました。「ロエベ(LOEWE)」からも、初のインテリア・コレクションが登場。また、「エルメス(HERMES)」の新作ホームコレクションや「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のさまざまなクリエイターと協業する「オブジェ・ノマド(OBJET NOMAD)」などファッション関連のトピックスをリポートします。
今週号では「ザラ(ZARA)」のスペイン本社・物流センター・自社ファクトリーの取材リポートも要チェックです。世界中の企業が注目する「ザラ」のモノづくりからロジスティックまでを写真やマップを盛り込みながら解説しています。ほとんど、マスコミに出る機会がなくベールに包まれた舞台裏に斬り込み紹介します。
巻末連載の「ファッションパトロール」では、インテリア界のスターデザイナーであるトム・ディクソン(TOM DIXON)にフォーカスします。インテリア業界では珍しく、自身の名前を冠したブランドを持つ彼だからこそ成し得た驚きのコラボレーション・イベントは、業界人だけでなく一般人も興味津々。他、サローネ期間中に出会った珍事件2つを紹介します。