「H&M」は5月12日、次世代のポップクイーンと呼ばれているザラ・ラーソン(Zara Larsson)とコラボレーションしたカプセルコレクション「Zara Larsson >< H&M」を発売した。同コレクションの発売と、デビューアルバム「ソー・グッド」の国内盤の発売を記念してザラが来日し、日本初となるライブ・イベントをH&M渋谷店で開催した。そこで、今回のコラボレーションのこだわりや自身のスタイル、日本のファッションについて聞いた。 WWDジャパン(以下、WWD):「H&M」とのコラボレーションはどうだったか?
ザラ・ラーソン(以下、ザラ):世界的なブランドとコラボレーションできたことはとても光栄です。私自身、「H&M」の本社があるスウェーデンで生まれ育ったので、今回のコラボレーショは自然な流れだったと感じています。価格が優しく、スタイリッシュなアイテムが多いので子どもの頃から地元のモールに入っている「H&M」で買い物をしていましたし、今も愛用しています。
WWD:全てのデザイン工程に携わったが、こだわったポイントは?
ザラ:ミーティングはとても多かったけれど(笑)、大変なことは何一つなかったです。自分の歌詞や好きなピンク、“カワイイ”を反映させた遊び心のあるコレクションにしました。猫のプリントを施したデニムジャケットやピンクのサイハイブーツなど、気持ちが高まるようなガールズパワーが詰まっています。他にも、スポーティでクールなアイテムを揃え、ミックススタイルを楽しめるラインナップにしています。
WWD:ファッションスタイルのインスピレーション源は?
ザラ:リアーナ(Rihanna)はとっても素敵。彼女は何でも似合うし、流動的で一つのスタイルの型にはまっていないことや、どんな服でも着こなせるのがすごいですね。ミックススタイルのお手本にもしていますが、今回のコレクションでもミックスできるようなアイテムを実現しています。
WWD:日本のファッションの印象は?
ザラ:自分の着たいものを恐れずに着ているという印象で、表現力が富んでいますね。日本の“カワイイ”ファッションが大好きです!今回、神社やフクロウカフェにも行ってみたいと思っていましたが、原宿で買い物もしたいですね。
WWD:今回、コレクションの発売を記念して日本で初めてパフォーマンスを披露したが?
ザラ:東京のファンやファッションラバーたちと私のコレクションをお祝いできて最高でした。会場が素敵なエネルギーで満ち溢れていて、本当に帰りたくなかった。今年の夏のサマーソニックに出演するので、早く日本に戻ってきたいです!
WWD:いつの時代も音楽シーンを動かすキーワードはファッションとリンクしているが、自身の音楽とファッションの関係性についてどう考えているか?
ザラ:音楽とファッションはお互いを助け合う存在であると同時に、ダンスやアートのように自己表現の場でもあると思っています。そこで、今回のコレクションでは歌詞や自分の好きな言葉をデザインし、“ザラ・ラーソン”らしさを打ち出しました。イベントを通じて、私のコレクションを着てくれたスタイリッシュな女の子たちに会えたことは、とにかく最高の気分でした!