ファッション

スウェーデンが国全体をエアビーアンドビーに登録 公有地で自由に滞在可能に

 世界最大手のコミュニティー主導型ホスピタリティー企業のエアビーアンドビー(AIRBNB)は5月22日、スウェーデンの国全体を滞在リストとしてサイト上に掲載した。エアビーアンドビーがスウェーデンの公式観光機関ビジット・スウェーデン(VISIT SWEDEN)と提携したことで、ユーザーはスウェーデンの公有地全てを無料で自由に利用できる。正式な予約は必要なく、滞在する場所を自由に選ぶことができるという。

 スウェーデンには「自然享受権」という憲法があるため、国民は個人が所有する耕作地でない限り、自由に誰でも自然に立ち入り、散歩やサイクリング、キャンプなどをすることができる。すでに会社サイトには、「あらゆる湖がプールに、山の頂は頑丈な岩のテラスに、草原は庭に、森はキノコやベリーがぎっしり詰まった食料庫に」と、気の利いた文言が掲載されている。

 ジェニー・カイザー(Jenny Kaiser)=ビジット・スウェーデン米国カントリーマネジャ―は提携について、「こうした自由な楽しみ方ができるのは、スウェーデンの憲法で『自然享受権』が保障されているため。エアビーアンドビーと協力して、スウェーデンを訪れる全ての人を歓迎したい」と述べる。ジェームズ・マクルア(James McClure)=エアビーアンドビー北欧地域担当ゼネラルマネジャーも、「国の公式観光組織と協力するという、これまでにない種類のパートナーシップが実現できた。あらゆる人がエアビーアンドビーでスウェーデンを探求できるようになったことを非常にうれしく思う」とコメントしている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。