アダストリアは、売上高382億円(2017年2月期)で同社のナンバーワンブランドである「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」初のブランドカフェ「グローバルワークカフェ(GLOBAL WORK CAFE)」をイオンモール浜松市野店に6月8日にオープンする。運営するのは、昨年11月にアダストリアがカフェ・カンパニーと合弁で設立したピープルズインク(PEOPLES INC.)だ。
「グローバルワーク」はその名の通りグローバルブランドを目指すべく、店舗の大型化を図っているところ。商品の拡充とともに、新しいブランド価値の体験を提供できるコンテンツやサービスの開発に力を入れている。浜松市野店は店舗面積が約1200平方メートルの大型店で、先行して4月にオープンしている。「グローバルワークカフェ」は約196平方メートルで、アパレル、雑貨のショッピングゾーンとつなげ、開放的な空間としている。
ピープルズインクは、より豊かな“NIPPON の衣・食・住”を育み、ワクワクする未来を創造していくことを目指すと宣言している。メニューも、“カフェのお茶づけ”などの和のテイストを取り入れたごはん(740円〜)、パンケーキとドラ焼きを組み合わせた“パンドラ”(740円〜)などの和創作料理をラインアップする予定だ。
アダストリアは今年4月、20年2月期を最終年度とする3カ年計画で、基本戦略の一つに「顧客ニーズの変化に対応した新規事業の開発・オムニチャネルへの対応」を掲げている。アパレルに加え、雑貨、家具、飲食など暮らしをとりまくカテゴリーへと事業領域を拡大しているところで、ピープルズインクと共創した「グローバルワークカフェ」はその第一歩となる。