吉川康雄メイクアップアーティストが5月25日、ブランドクリエイターを務めるカネボウ化粧品「キッカ(CHICCA)」の2017年秋コレクション発表会に登場し、顔色を健康的に明るく見せる“体温チーク”のテクニックを披露した。
近年はベースをナチュラルに仕上げ、リップやチークの色味をアクセントに仕上げるメイクが支持されている。とはいえチークはやりすぎるとメイク全体のバランスを崩すことにもなりかねず、多くの女性たちの悩みの種でもある。
吉川が同発表会で披露したチークの入れ方は、頬骨の一番高いところから目の下やフェイスライン付近まで頬全体に伸ばしていく方法で、「これは『キッカ』だからというのではなく、メイクテクニックとしてはスタンダードな方法」と語る。
頬下に色を伸ばす位置の目安は、小鼻の脇からほうれい線のやや上を、アゴ関節付近まで繋ぐライン。「小鼻の脇から富士山の稜線のようにイメージするとやりやすいと思う」(吉川)。頬全体に薄く伸ばしたら、強調したい位置に重ね付けをしたり、付きすぎたと感じた部分にファンデーションをなじませたりして微調整を行えば完成だ。
吉川メイクの真骨頂は、持って生まれた顔立ちを生かし、自然な発色と質感で彩るさりげなさで、「キッカ」でも透明感や艶感をテーマにしたアイテムをそろえる。特にチークは“ベースメイクの一部”としており、素肌に溶け込み体温を感じさせるクリームチーク、薄付きで血色良く見せるパウダーチークの2種類を用意。8月16日に発売される秋コレクションは“ニューロマンチズム”をテーマに、チークの新色やアイシャドウ、オイルリップ、リップスティックなどが展開される。