ファッション

サコッシュに防寒着を忍ばせるのが“タイコ流” 「タイコクラブ’17」の模様をお届け

 野外音楽フェスティバル「タイコクラブ’17(TAICOCLUB’17)」が5月27日、長野県木曽郡のこだまの森で開催された。同フェスは、特設ステージと野外音楽堂の2ステージで、当日の14時のオープニングアクトから、翌日の14時まで行われるオールナイトイベント。バトルス(BATTLES)、モーター・シティ・ドラム・アンサンブル(Motor City Drum Ensemble)、yahyelらが特設ステージを盛り上げ、野外音楽堂には石野卓球、水曜日のカンパネラ、D.A.N.らを聴く来場者が芝生の広場に集まった。国内外さまざまなジャンルから総勢23組のアーティストが出演。

 オールナイトであるため、開演前から会場内にテントを張る来場者の姿が多く見られた。会場は山間部にあり、ひなたは半袖で過ごせるが、日陰にいると肌寒い気候。夜間は5度近くまで気温が下がり、寒暖差の激しい1日となるため、昼間はTシャツ姿が大勢見受けられたが、サコッシュやショルダーバッグに防寒着を携行していた。サコッシュは、「アトリエブルーボトル(ATELIER BLUE BOTTLE)」が人気。防寒着は、「スノーピーク(SNOW PEAK)」「ギャクソウ(GYAKUSOU)」など日常着に馴染むファション性と機能性を兼ね備えたものが選ばれていた。足元は雨天時にも便利なサンダル、あるいは会場の坂道の行き来に適したハイキングシューズが主流だった。

 深夜の厳しい冷え込みの中、来場者は空き時間に暖をとるためイベント恒例の焚き火を囲み、歓声は日をまたいでも鳴り止むことなく、蛍光グッズを手に思い思いにダンスを楽しむ者もいた。

 なお、「タイコクラブ」は来年の開催をもって終了、19年以降は新たなスタイルの音楽フェスを作っていくことが事務局から発表されている。

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