ファッション

資生堂が「草花木果」を有するキナリを売却

 資生堂は5月31日、連結子会社であるキナリの株式および関連資産を、コスメや健康関連商材のカタログ通販・EC事業を行うスクロールに譲渡することを発表した。株式譲渡実行日は7月3日を予定。譲渡額は公表していない。

 資生堂グループは、2020年に向けた中長期戦略“VISION 2020”を掲げており、個々のブランド力強化のために経営資源の投下先を絞り込んでいる。その中で、通信販売を中心に展開する自然派ブランド「草花木果」を持つキナリの株式および「草花木果」関連の資産を譲渡することを決定した。

 譲渡先のスクロールは、インターネットやカタログを通じた通信販売事業を展開し、独自の会員組織や販路、インフラを強みとしている。近年は特に、健康食品や化粧品などのヘルス&ビューティ事業を強化。同社は「『草花木果』を今後の同事業の成長に貢献できるブランド」と評価しており、「草花木果」の持つ“日本女性の肌と心に良い化粧品”というブランドコンセプトと、スクロールが有する会員組織や販路、インフラなどの強みが相乗効果を発揮し、持続的な成長やブランド価値向上につながると判断し、今回の合意に至った。

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