「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は、モデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)を新たなブランドアンバサダーに起用した。ケンダルは自身のインスタグラム上で、「正式にアディダスの一員に加わりました!」と就任を発表。コメントと共に、「アディダス オリジナルス」のロゴと“WELCOME TO THE FAMILY”と書かれた壁画の前で、同ブランドのジャージとスニーカーを身につけ、ゴルフカートを運転する動画を投稿した。
アディダスの広報担当者は、「ブランドの長年のファンであるケンダルは、彼女なりのやり方で現状に挑戦し、今日の世界を形作る創造的なエネルギーとして、『アディダス オリジナルス』の精神を体現している」とコメント。
なお、ケンダルの姉のキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の夫、カニエ・ウエスト(Kanye West)は、アディダスや「アディダス オリジナルス」とコラボした「イージー(YEEZY)」コレクションが成功。一方、妹のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)は競合のプーマ(PUMA)と契約を結んでいる。
21歳のケンダルは、ここ数カ月で携わったキャンペーンでバッシングが相次いでいる。「ペプシ(PEPSI)」のCMでは、ケンダルがデモに参加し、警官にペプシを手渡すという演出に抗議が殺到。また、インド版「ヴォーグ(VOGUE)」の10周年記念号の表紙にインド人モデルではなく、アメリカ人のケンダルが抜てきされ、インド国内では波紋を呼んでいる。度重なる非難を受け、ケンダルはイメージチェンジの真っ只中だ。カンヌ国際映画祭では、セレブリティースタイリストのマルニ・セノフォン(Marni Senofonte)をつけ、「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」や「アレクサンドル・ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」の衣装で会場に現れた。