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繊維商社のヤギがアタッチメントを買収、ブランドビジネス強化へ

 繊維専門商社のヤギ(大阪府、八木隆夫・社長)が6月1日、「アタッチメント(ATTACHMENT)」を手がけるアタッチメント(東京都、熊谷和幸・社長)の全株式を取得し、子会社化したことを発表した。アタッチメントが持つブランド力と販売チャネルを生かし、衣服製造を行う繊維二次製品部門の強化とブランドビジネスの推進を目指す。

 ヤギは2020年3月期に向けた中期経営計画を「SPARKS2020」と名付け、その重点課題として「総合力発揮の強化」「新領域への挑戦」「構造改革の実行」を掲げている。同社は「タトラス(TATRAS)」を展開するタトラスジャパンを傘下に持つなど、これまでも二次製品部門に注力をしているが、今回の株式取得も「総合力発揮の強化」の一環として、同部門の強化につながるものとみられる。

 アタッチメントは、紳士服・婦人服のデザイン・製造販売を主力事業とするアパレル企業。卸に加えて代官山やギンザ シックス(GINZA SIX)に直営店を持つ。

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