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中心部でのテロを受けロンドンメンズは厳戒態勢

 6月3日夜にロンドン中心部で7人が死亡し、48人が負傷したテロを受け、英国ファッション協会(BFC)は、9〜12日に開催予定のロンドンメンズ・ファッションウイークのセキュリティー強化を発表した。BFCのセキュリティーチームとイベントチームを再編し、警察の指導の下、計画をアップデートおよび修正するという。

 BFCの広報担当者は「私たちはイベントのセキュリティーとゲストの安全をこの上ないほど真剣に受け止めている。われわれをサポートしてくれるチームと協力し、組織が安全でより良いものになることを願っている」とコメント。すでにセキュリティー手続きを進めており、世界中からロンドンメンズに参加するゲストやデザイナーと絶えず連絡を取り合っているという。

 なお、ロンドンメンズの会場は、西ロンドンやストランドにあるBFCのショースペースが中心。テロが発生したロンドン橋やバラ・マーケット、バーモンジー地区ではショーやプレゼンテーションは開かれない。

 イギリスのテリーザ・メイ(Theresa May)首相は演説で、「最近の残虐なテロは、イスラム過激主義という一つの邪悪な思想でつながっている」と非難した一方、8日の総選挙については「予定通り実施する」と明言した。イギリスでは5月22日、マンチェスターで開催された米歌手、アリアナ・グランデ(Ariana Grande)のコンサート会場で、22人が死亡する自爆テロ事件が起きたばかりだった。

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