キリンビールは、新しいクラフトビールの楽しみ方を提案するプロジェクト、タップ・マルシェ(Tap Marché)で取り扱うブランドを拡充する。新しくラインアップに加わったのは、1823年に創業した木内酒蔵の“常陸野ネストビール”だ。同社は1996年にビール製造に参入し、欧州の本格的エールを目指してスタート。その後、わずか1年で国際的な品評会で金賞を受賞し、現在30カ国以上に輸出も行い、サンフランシスコには直営店も構える。
タップ・マルシェは2017年1月に発表したクラフトビール専用のディスペンサーで、“スプリングバレーブルワリー(Springvalley Brewery)”や“ブルックリンブルワリー(Brooklyn Brewery)”など4ブランド8銘柄の中から、各飲食店の料理に合った4種類のビールを提供するプロジェクト。市場のように、個性豊かなクラフトビールを楽しめるよう、さまざまな業態の飲食店に導入することで、クラフトビールの認知を拡大することが目的だ。設置店舗は、全国9蔵野日本酒を取りそろえる「酒蔵レストラン 宝」や「ディーン&デルーカ カフェ(DEAN & DELUCA CAFE)」、5月13日に東京・渋谷に開業したトランク ホテル(TRUNK HOTEL)など。