ヒルトングループのコンラッド・ホテルズ&リゾーツは9日、大阪・中之島の中之島フェスティバルタワーの33〜40階に、コンラッド大阪(CONRAD OSAKA)を開業した。“Your Address in the SKY-雲を突き抜けて”をコンセプトに、全164室が床から天井までの全面採光になったパノラマビューになっている。料金は4万5000円から。「コンラッド」はヒルトン系列の最高級ホテルブランドで、日本では東京に続き2館目。中之島フェスティバルタワーは朝日新聞大阪本社跡地の再開発エリアにあり、同じビルには繊維商社の帝人フロンティアが、すぐ隣のビルには旭化成が入居しており、繊維・ファッション業界人も出張の際に使うことが増えそうだ。また、東京では「マンダリンオリエンタル東京」のある日本橋三井タワーに繊維大手の東レが入居するなど、繊維企業は外資系高級ホテルと不思議な縁がある。
コンラッド大阪の客室は全室が50平方メートル以上になっており、コンテンポラリーと和を融合したデザインが特徴。レストランやバーも充実しており、40階のロビーの奥には、「40 スカイバー&ラウンジ」で生ライブ演奏やカクテルを、大阪発の本格的な甲殻類専門アラカルトレストランになる「シーグリル(C:GRILL)」は埠頭のイメージされたインテリアの中でカジュアルなビジネスディナーなどに活用できる。役員会や新製品発表会などに活用できるバンケットルームもある。