ファッション
連載 ファッション業界お仕事百科

IT企業の新卒兼インスタグラマー、今どき兼業のあり方

 インスタグラムに投稿する写真を企業向けに販売できる写真SNS「スナップマート」を手がけるスナップマートの新卒社員・川北啓加(以下、川北)は、インスタグラム(@moron_non)で6万人以上のフォロワーを持つインスタグラマーでもある。週5日会社で働きながら「ハナコ(Hanako)」や「ヴィヴィ(ViVi)」でも連載を持つ多忙な彼女に、今どき兼業のあり方について聞いた。

[related post="416256" title='話題沸騰の“インスタグラマーによる撮影代行サービス” 仕事人を直撃']

WWDジャパン(以下、WWD):カメラに興味を持ったのはいつですか?

川北:大学浪人時代に出会った友人が一眼カメラを持っていて、彼女の写真がとても好きで。聞くとインスタグラムに写真を載せていると聞いて、私もインスタグラムを始めて、すぐにミラーレスカメラを買いました。それからインスタ映えする“女子カメラ”にハマり、平日は大学でプログラミング、土日は友だちとインスタグラムのための写真会という日々でした。写真を上げているうちに気付けば自力で2万人くらいまでフォロワーが増えました。

WWD:インスタグラムのフォロワー数が非常に多いですが、どうやってここまで多くのファンを獲得できたのですか?

川北:インスタグラムが台頭する前から「どうすればタイムラインが美しいか」「いいねを獲得できる投稿はどんなものか」を考えていました。始めてから2〜3年で2万フォロワーを獲得できました。一番フォロワーが伸びたのは、インスタグラムのおすすめユーザーに選ばれた時。新規登録ユーザーに公式おすすめアカウントとして表示されるというもので、1日で2万〜3万フォロワーが一気に増えました。その後も毎日数千人増えるという日が続きました。

WWD:フォロワーを増やすコツはあるんですか?

川北:狙っているわけではないのですが、ハッシュタグ検索をした時に表示される人気投稿に選ばれるとフォロワーが増える傾向にあります。特に地名のハッシュタグが見られることが多いのか、「いいね」もフォロワーも増えるような気がします。私も普段は平均2000くらいの「いいね」がつくんですが、山口県で撮影した写真がハッシュタグからの流入もあって過去最高の6000以上の「いいね」を獲得しました。今もハッシュタグは複数つけるようにしていて、いくつかテンプレを用意して写真によってカスタムして使っています。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

リーダーたちに聞く「最強のファッション ✕ DX」

「WWDJAPAN」11月18日号の特集は、毎年恒例の「DX特集」です。今回はDXの先進企業&キーパーソンたちに「リテール」「サプライチェーン」「AI」そして「中国」の4つのテーマで迫ります。「シーイン」「TEMU」などメガ越境EC企業の台頭する一方、1992年には世界一だった日本企業の競争力は直近では38位にまで後退。その理由は生産性の低さです。DXは多くの日本企業の経営者にとって待ったなしの課…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。