グーグル(Google)が公式にリリースしている世界中の美術作品を閲覧できるアプリ、「グーグル・アーツ・アンド・カルチャー(Google Arts & Culture)」が、ファッション分野に特化した“ウィ・ウエア・カルチャー(We Wear Culture)”プロジェクトをスタートした。
世界42カ国以上の国々の180以上の文化施設や美術館と提携し、アプリ上で400以上の記事、450以上の展示会、さらに3万点以上のアート作品を閲覧できる。さらに、VRにも対応しており、「シャネル(CHANEL)」のブラックドレス、「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」のマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)のために作られた“スティレットヒール”などにフォーカスした360度パノラマ動画も視聴可能だ。
メットガラでおなじみのメトロポリタン美術館を始め、アントワープのモード美術館、京都服飾研究財団、サルヴァトーレ・フェラガモ美術館などと提携し、ストリートビューで美術館内を探索できるほか、展示品もキュレーションしていく。
インドの毛織物から、ストリートファッション、「ユイマナカザト」の最新のコレクションに至るまで、幅広く、そして詳細に解説している。
開発に2年もの月日を要したという同プロジェクトがカバーしている作品の量に圧倒されてしまいそうだが、アイコン、ムーブメント、メイキング、アートの4つのカテゴリでコンテンツを分けて紹介している。
「グーグル・アーツ・アンド・カルチャー」はウエブ版のほか、iOSとアンドロイドで無料ダウンロード可能。