「ロンシャン(LONGCHAMP)」は今秋、表参道に国内最大のショップをオープンする。明治通り寄りの新築ビルで、ショップは3層325平方メートル。地下1階がメンズとラゲージ、1階がバッグやウィメンズのウエア、シューズ、2階にバッグをそろえる。“ル プリアージュ(LE PLIAGE)”のパーソナライズサービスも2階で行う。上層階にはオフィスやショールームも入居予定だ。
「長年の念願がかない、ようやく適正なロケーションを得られた」とジャン・キャスグラン(Jean Cassegrain)最高経営責任者。日本は「ロンシャン」にとって、フランス、米国に次ぐ第3位の市場だ。「ビルの建設の段階から関わることができ、『ロンシャン』らしい空間ができた。これでわれわれのフルラインと世界観をきちんと見せることができる」。
現在、「ロンシャン」は表参道と銀座に路面店を構えているが、新店のオープンに伴い、既存の表参道店は閉店する。「日本のビジネスは好調だ。特にこの2、3年は市場が成熟しているにも関わらず、成長を続けている」。