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星野リゾートで体験する“発酵”の食文化 時間を忘れて味わおう

 宿泊設備を備えたレストラン、オーベルジュ「星野リゾート ロテルド比叡」が昨年始動した“発酵”の食文化が体験できるプロジェクト「発酵ガストロノミー」が話題を集めている。和食作りの上でも欠かせない加工法である発酵は、気温や湿度などで発酵に適した気候に恵まれる日本での旬な素材を使った料理などが世界からも注目されており、美と健康を追求したプロジェクトに遠方から足を運ぶ宿泊者も多い。

 「発酵ガストロノミー」は、お茶やワイン、チーズ、パンなど発酵で出来上がる食をテーマに、琵琶湖・近江で作られた旬な素材を使い、ここでしか味わえない特別メニューを提供する。お米と乳酸発酵した滋賀を代表する発酵食、鮒鮓(ふなずし)は、フレンチシェフにより、琵琶湖固有種のニゴロナフナを発酵させた独特の旨味とフランスの発酵食、チーズとを合わせ、和洋折衷の新しい味わいを生み出す。こうしたこだわりの食材は、自社農園の葡萄を使った琵琶湖ワイナリーや人の手で丁寧に一葉一葉刈り取る老舗110年以上の丸吉製茶、一頭一頭の体調管理を徹底し、新鮮な牛乳からチーズを作る古株牧場といった地元の生産者との連携により提供される。これら以外にも酢や日本酒、味噌なども随時展開している。

 さらに、こうした地元生産者の協力により、発酵の知識を学ぶワークショップなども実施。毎日無料参加できる「近江ほうじ茶の発酵利き茶体験」や「ソムリエのワインティスティング講座」に加え、時期によっては、手作りモッツァレラ作りやワイナリーツアー、お茶会なども催されている。

 緑溢れる自然に包まれながら、琵琶湖を一望できる「星野リゾート ロテルド比叡」で、地元のフレッシュな食材や空気に触れながら、新しい食の魅力を体験してみてはどうだろう。

◼︎「星野リゾート ロテルド比叡」
住所:京都市左京区比叡山一本杉
電話番号:0570-073-022(星野リゾート予約センター)
アクセス:JR湖西線大津京駅から車で約20分、JR京都駅八条口からシャトルバスで約45分(定時運行/予約不要)
客室:全29室
料金:1泊2食付き2人1室利用時2万4000円〜

問い合わせ先:「星野リゾート ロテルド比叡」
TEL:0570-073-022(星野リゾート予約センター)