男性の1カ月の洋服代は3000円未満――。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がTカードを所有する18~69歳の男女1600人を対象に行った「ファッションに関するアンケート調査」で、ファッションへの支出に厳しい消費者の姿が改めて浮き彫りになった。
洋服の購入頻度については男女ともに「2~3カ月に1回」がトップ。次点は男性が「半年に1回」、女性が「月に1回」だった。1カ月当たりの洋服の購入金額は、男性で「3000円未満」(30.9%)、女性で「5000~1万円未満」(28.2%)がそれぞれ最多になった。洋服を買ってから手放すまでの期間は、女性が「2~3年程度」(28.5%)が多かったのに対して、男性は「擦り切れるまで」(30.4%)が1位だった。洋服にかける金額や購買頻度だけでなく、捨てるタイミングでも男女の違いが鮮明に出た。
ふだん洋服を買う場所(男女総合、複数選択)は、1位「ショッピングセンター・ショッピングモール」(64.1%)、2位「ネットショップ」(38.8%)、3位「アウトレット」(30.6%)、4位「百貨店」(21.5%)、5位「セレクトショップ」(20.5%)の順番だった。男女ともに50~69歳の3人に1人が「ネットショップ」で洋服を買っていることも分かった。
現在、興味・関心があることを尋ねたところ、女性の回答は1位「食」(45.0%)、2位「旅行」(38.6%)で、3位に「洋服・ファッション」(34.4%)が登場し、以下「健康」(31.0%)、「エンタメ」(25.3%)と続いた。男性では「洋服・ファッション」への関心は16.4%に留まり、ベスト5にも入らなかった。