2017年LVMHヤング ファッション デザイナープライズ(以下、LVMHプライズ)のグランプリに、パリを拠点にする「マリーン セル(MARINE SERRE)」のマリーン・セル(Marine Serre)が選出された。セルは賞金30万ユーロ(約3690万円)を獲得し、LVMHのエキスパートから1年間の指導を受ける。特別賞には「コウザブロウ(KOZABURO)」の赤坂公三郎が選ばれ、日本人で初めて同プライズの入賞を果たした。
グランプリのセルは、フランスとベルギーのハーフのフランス人で1991年12月生まれの25歳。昨年、ベルギーの芸術学校ラ・カンブルを首席で卒業したばかりの新人デザイナーだ。取り扱い店舗はパリのザ・ブロークン・アーム(The Broken Arm)とロサンゼルスのエイチロレンツォ(H.LORENZO)。
特別賞の赤坂は、84年11月生まれの32歳。東京都出身。ロンドンのセント・マーチン美術大学とニューヨークのパーソンズ・スクールでファッションを学び、「トム ブラウン ニューヨーク(THOM BROWNE. NEW YORK)」などで経験を積んだ。2011年5月にブランドをスタート。現在、「ドーバーストリートマーケット ニューヨーク(DOVER STREET MARKET NEW YORK)」やラフォーレ原宿の「フリー ギャラリー(FREE GALLERY)」などで取り扱いがある。
今回で4回目になる同プライズは、これまでトーマス・テイト(Thomas Tait)、「マーケス アルメイダ(MARQUES ALMEIDA)」のマルタ・マーケス(Marta Marques)とパウロ・アルメイダ(Paulo Almeida)、グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)がグランプリを受賞している。