皆さん、こんにちは。「WWD JAPAN.com」編集長のムラカミは今、2018年春夏メンズ・コレクションの取材に来ています。期間中は(なるべく)毎日、皆さんに、「もしかしたら来年買っちゃうかもしれない」私的オススメを日替わりでご紹介。仕事柄ラグジュアリーブランドとお付き合いさせていただいていますが、とはいえサラリーマンですから、ここで紹介するのは「10万円で買えるだろう」アイテムに限定します。さて、今日の私的オススメアイテムはな〜んだ⁉︎
前回の記事の通り、「コレクションライン日本導入委員会」会長を勝手に名乗っているくらいですから、キャッチーでメッセージ性の高い洋服やアクセサリーは、大好物です(笑)。そんな僕がミラノで最初にときめいたのは、「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の2018年春夏メンズ。モッズをテーマにしたコレクションは、コントラストカラーが特徴で、パキッとしたキャッチーなラインアップ。一番のお気に入りは、2色のレザーを編み込んだハイカットスニーカーです。
最近、百貨店やセレクトショップのバイヤーからは、「エントリーアイテムが様変わりした」という話をよく聞きます。かつてのエントリーアイテムと言えば、革小物やTシャツだったのですが、革小物は価格が高騰(30万円のバッグも珍しくないですからね)。Tシャツも同じく値段が上昇傾向かつ、結局インナーなので見せる機会は正直少なく、代わりにベースボールキャップとスニーカーが、ラグジュアリーやデザイナーズブランドのエントリーアイテムとして重宝されるようになりました。いずれもアンダー10万円だし、常に一番外側にあるので、みんなに見てもらえる。でも頭のてっぺんか足元なので、そんなに嫌みじゃないし、スタイリングも簡単。そんな理由で、新エントリーアイテムとしての地位を確立しました。
ということで、そろそろスニーカーは、ブランドらしいアイテムを選びたい!この「ジミー チュウ」のスニーカーは、思い切ったコレクションにシフトしているメゾンの象徴的一足です。