オンワードラグジュアリーグループとヴェロニク ブランキーノ(VERONIQUE BRANQUINHO)は、6月19日付で契約を終了し、「別々の道を歩む」と発表した。デザイナーのヴェロニク・ブランキーノ(Veronique Branquinho)は2017-18年秋冬シーズンを最後に、5年ほど前に再開した自身の名前を冠したブランドを再休止する。ヴェロニクは、「フランコ・ペネ(Franco Pene)社長とオンワードラグジュアリーグループの社員には、5年にも渡り私のアイデアを具現化してくれたことを感謝したい」とコメントした。
オンワードラグジュアリーグループは、共にオンワードホールディングスの欧州子会社で高級ブランドの洋服を生産・販売するジボ・コーと、同じく高級靴を製造・販売するイリスが統合して誕生した。
ヴェロニクは1973年ベルギー生まれ。アントワープ王立芸術学院を卒業後、97年に「ヴェロニク ブランキーノ」を設立した。その後、99年にはシューズ、2003年にはメンズラインを立ち上げるが、09年世界的な不況を理由にブランドを休止。同年から11年までは、「デルヴォー」のアーティスティック・ディレクターを務めた。12年、ジボ・コー(現オンワードラグジュアリーグループ)とのパートナーシップを結び、ブランドを再始動し、パリ・ファッション・ウイークでコレクションを発表していた。