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内定後に大学院進学も可能 ユニリーバが新たな新卒採用制度導入

 ユニリーバ・ジャパンは6月から、新たな新卒採用制度「UFLP365(ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・プログラム365)」を導入した。大学1年生から既卒3年以内の人を対象に世界のどこからでも応募可能で、ポテンシャルを重視した通年採用を実施する。

 「ダイバーシティの推進」を経営戦略の一つと位置付けている同社は、昨年7月に、働く場所と時間を自由に選べる人事制度「WAA」を導入するなど多様な働き方ができる制度・環境整備を進めてきた。今回の新卒採用制度「UFLP365」導入も、働きがいのある企業を目指す戦略のもと誕生した。「UFLP365」は、ウェブ登録後に同社社員としてのポテンシャルを見極める「ゲーム選考」、与えられたテーマに応える「デジタル面接」、ユニリーバ・ジャパンのオフィスで課題に取り組む「ディスカバリーセンター」、役員との「最終面接」の4段階で選考を行う。インターンシップの有無は、選考過程から自由に選ぶことができる。選考から外れた場合は、1年間期間をおけば何回でも受けられるうえ、最終面接前や入社前に最大2年の期間を空けることも可能だ。応募者はこの2年間を活用し、大学院進学や海外留学などの活動を行え、入社時期も4月または10月から選ぶことができる。

 同社は、14年から中高生に向けて、自身の力でよりよい未来を作ることを応援するプログラム「ユニリーバ・フューチャー・リーダーズ・スクール」を実施している。今後は、同プログラムと「UFLP365」が連携し、優れた取り組みを行った高校生に対して、「UFLP365」の2次選考(デジタル面接)までを1回限り免除する。

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