スポーツ専門店のゼビオは、ボードスポーツのセレクトショップ「H.L.N.A(エイチ・エル・エヌ・エー)」と協業し、スーパースポーツゼビオの店内などにH.L.N.A業態の出店を進める。2020年の東京五輪からサーフィンとスケートボードが正式競技となり、盛り上がりが予想されるため、ボードスポーツの提案を強化する。H.L.N.Aは、プロサーファーや俳優、フォトグラファーなどの顔を持つ中村竜が代表を務め、オンラインショップを中心としたセレクトショップやスケートパークの運営、プロサーファーやプロスケーターのマネジメント業務などを行うボードスポーツの発展を目指す組織。H.L.N.Aが実店舗を出店するのは初めてで、20年までに25店舗の出店を目指す。
1号店として6月10日、スーパースポーツゼビオ テラスモール湘南店の約10分の1にあたる約330平方メートルをH.L.N.Aに業態転換した。店内中央には、アメリカの“サーフ小屋”をイメージした小屋を設置。サーフィンやスケートボード、スノーボードをはじめ、BMXやアウトドアグッズ、植物、アパレルグッズなども並べ、ボードスポーツの背景にあるカルチャーやライフスタイルも表現する。中村竜H.L.N.A代表は、「サーフィン、スケートボード、スノーボードは、太陽を浴びて風を感じて、自然と一体になるスポーツ。だからお店も入った瞬間にパッと広がる感覚を持てるクリーンな空間を目指した」とコメント。1号店として湘南エリアを選んだ理由を「ここはサーフタウンで自分たちのバックグラウンドが最も強い場所。まずはそこからボードカルチャーを発信したいという思いが強くあった」と説明する。
今後は、出店地域によって、商品構成やMDを変えながら地域におけるボードカルチャーの情報発信基地を目指す。