2017-18年秋冬のウィメンズトレンドは、チェックをモチーフにした英国調がキースタイル。加えて、ベルベットやファー使いなどで女性らしい艶っぽさも。また、ジーンズを合わせて着崩すスタイルや、ビンテージアイテムを合わせたスタイリングも多く見られた。人気ショップのユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE)、シップス(SHIPS)、ドゥーズィエム クラス(DEUXIEME CLASSE)の秋冬スタイリングにフォーカスする。
UNITED ARROWS
“リフォーメーション”をキーワードに、トラッドスタイルを着崩しながら、自分なりのファッションを見つけて楽しむことを提案。ウエストベルトが付いたデザインの英国調チェックのジャケットに、ベルベットのロングスカートを合わせたスタイリングは、柄や素材、サイズバランスで変化をつけているのがポイント。
ADAM ET ROPE
“ビンテージ ライク テイスト”をテーマに、ベルベットがキーワード。クラッシュしたベルベット素材を使ったロングワンピース、パンプスやスリッポンなどさまざまなアイテムをそろえている。昨年もキーだったブリティッシュは、今年はよりビンテージライクに演出する。毎シーズン好評の「アニエスベー(AGNES B.)」とのコラボは、今季は1990年代ストリートカルチャーをベースにデザイン。その他、昨シーズンから展開し人気の「サムシング(SOMETHING)」とのコラボジーンズや、今季初の福助とのコラボタイツ(5色展開)などもそろえる。
SHIPS
“レイヤード ヘリテージ”をテーマに、伝統的なグレンチェックやハウンドトゥースなどのメンズライクな素材に、シアー、ベルベット、ファーなど相反する素材をミックス。トラッドのイメージが強いシップスだが、ターゲットの30代だけでなく、より若い人にもマッチするよう、チェックや花柄なども取り入れ女性らしさも加えている。
DEUXIEME CLASSE
ブランドの根底にある、トラッドやベーシックを今年らしくラインアップ。例えばミンクのコートに合わせるのは、これまではカシミヤニットとデニム、「コンバース(CONVERSE)」のスタイルだったが、今季はボーダーのカットソーのインナーにリブタートルネック、加えてサークルモチーフのネックレスとレオパード柄バッグを合わせるなど、スパイスを加えるスタイリングを提案する。