「WWDビューティ」6月22、29日号は「世界のビューティ企業TOP 100特集」です。2016年度の売り上げをベースに、世界のビューティ関連企業のトップ100社をランキング形式で発表します。各社の売上高だけでなく、前年比の売上高の増減率や順位の推移、子会社・主要ブランド、最近のニュースも合わせて解説しています。
16年の大きな傾向として、エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)が米メイクアップブランド「トゥーフェイスド(TOO FACED)」、ユニリーバ(UNILEVER)がメンズのグルーミングブランド「ダラー シェイブ クラブ(DOLLAR SHAVE CLUB)」を買収するなど、大手によるインディーズブランドの買収が相次いでいます。
また、お騒がせセレブ一家の末っ子で若者に人気のインフルエンサー、カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)がプロデュースするメイクアップブランド「カイリー コスメティックス(KYLIE COSMETICS)」が初めてランクイン。同ブランドはSNSで爆発的にヒットしており、インスタグラムやユーチューブを筆頭に、業界でSNSの影響力がますます大きくなっていることがうかがえます。
ニュース面では銀座「プチプチ マルシェ」やルミネ町田でコスメショップゾーンが相次いで開設していることや、「シスレー(SISLEY)」の「ブラックローズ」シリーズの新スキンクリーム、花王「エスト(EST)」のリニューアル、「パンピューリ(PANPURI)」の新スキンケアライン、アンファーの17年度のビジネス構想について取り上げています。
連載は、「SAKURAのモード論」が最終回です。数週間におよびファッションの歴史を遡ってきましたが、今回は1970年代のファッションを解説しています。「海外ビューティ通信」はインドの最新ビューティ事情をお届けします。目の上下に濃く入れる伝統的なアイライナー、カジャルをピックアップ。その歴史と最近の使われ方を紹介します。