眼鏡専門店のメガネスーパーは、11月1日付で同社単独による株式移転による純粋持ち株会社ビジョナリーホールディングス(以下、ビジョナリーHD)を設立し、東京証券取引所JASDAQ市場に上場する予定だ。
ビジョナリーHDは、メガネスーパー、今年1月に子会社化したメガネハウス、関西アイケアプラットフォーム、新会社エンハンラボの4社を傘下に持つ。同社社長に就任する星﨑尚彦メガネスーパー社長は、バートンジャパン社長、クレッジ社長など経て、2013年から現職。「私が社長に就任以来、約4年間、すさまじいスピードで社内の意識、業務上の知識のレベルを高めてきた。それを加速度的に広めていくことが今後の課題だ」とグループの総合力の強化を目的とし、中期経営計画のグループの21年4月期売上高286億円を目指す。
その成長戦略のひとつであるウエアラブル端末事業の強化を図るため、エンハンラボを5月1日に設立した。同社が開発を進めているメガネ型ウエアラブル端末「b.g.(ビージー)」は、来年1月、東京ビッグサイトで開催される専門展「ウェアラブルEXPO」に出展後、量産を開始する計画だ。
メガネスーパーの17年4月期決算の売上高は178億円、営業利益は4億2200万円で、2期連続の黒字化を達成している。現在の店舗数は355。