米「アマゾン(AMAZON)」がEC商品を購入前に試着できる新サービス“プライム・ワードローブ(Prime Wardrobe)”をプライム会員向けに試験導入する。ユーザーは商品が自宅に届いてから7日間試着ができる。導入時期や日本国内での展開については不明。
試着した洋服が気に入らなければ、自宅前に置いておくだけでピックアップしてくれる。気に入った商品はそのまま購入できるが、3〜4着のまとめ買いで10%割引、5着以上で20%割引が適用される。取り扱うブランドも「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」や「アディダス(ADIDAS)」、ファーストリテイリング傘下の「セオリー(THEORY)」と「Jブランド(J BRAND)」など多岐にわたる。
アメリカでは昨年、スタイリストと人工知能を掛け合わせたスタイリングサービス「スティッチ・フィックス(Stitch Fix)」が売上高7億3000万ドル(約800億円)を記録するなど、ECの枠組みを超えたサービスに注目が集まる。「アマゾン」が“生活に寄り添う試着室”と表現するように、自社が持つ技術を駆使してこの仕組みを大規模で実施する計画だ。