お騒がせセレブ一家の次女、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)が6月21日、自身のブランド「KKW ビューティ(KKW BEAUTY)」をローンチした。キムのメイクに欠かせず、SNSで大ブームしたコントゥアリング(顔の凹凸を目立たせ小顔にするメイク法)にフォーカスしたメイクラインだ。
6月21日の9時(米西海岸標準時間)に発売するデビューアイテムは、2色のクリーム状シェーディングカラーを1本に収めたコントゥアスティック、2色のクリーム状ハイライターを1本にしたハイライタースティック、スポンジとブラシを1本にしたツールのキット「クリーム コントゥア&ハイライト キット(Creme Contour & Highlight Kit)」で、価格は48ドル(約5280円)だ。キットは4種類販売し、ピンクのポーチも付いてくる。SNS世代に人気のプチプラブランド「カラーポップ(COLOURPOP)」を擁するシード ビューティ(SEED BEAUTY)が製造している。キムはSNSで大きな影響力を誇り、業界の専門家は、今回用意する30万セットが5分以内に完売し、1440万ドル(約15億8400万円)を売り上げると予想する。同様のペースで売り続けたら、1日1億7000万ドル(約187億円)売り上げる計算になる。
キムは6月14日から、1億人を超えるインスタグラムのフォロワーに向けて「KKW ビューティ」のローンチを予告し、キャンペーン動画やイメージなどを続けて投稿している。また、異父妹のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)も自身のメイクアップブランド「カイリー コスメティックス(KYLIE COSMETICS)」を手掛けており、発売初日に商品が完売したほか、アクセスが集中してサイトがクラッシュした。キムは4月に実験的に「カイリー コスメティックス」とコラボしたリキッドリップのセットを発売し、業界筋によると、同セットはわずか数分で全30万セットが売り切れたという。2人とも過去にコスメの販売に携わった経験はないにも関わらず、ロレアル(L'OREAL)やエスティ ローダー(ESTEE LAUDER)などの大手企業と同等の影響力を持っている。さらに、カイリーは唇の整形手術がSNSで大きな話題を呼び、それがリップキットの成功の要因の一つとされている。キムもコントゥアリングメイクが度々SNSで拡散されており、カイリーに習い今回あえてコントゥアリングアイテムにフォーカスしたという。「コントゥアリングによって鼻がスリムになったのをきっかけに、完全にハマってしまった。ナチュラルなルックにしろ、きちんとメイクをしている時でも、必ずコントゥアをしてきた」。
今後、SNSで商品を使ったチュートリアル動画をアップする。また、コンシーラーキットを2カ月後にローンチする予定だ。