ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)がCSR活動の一環で、脱リアルファー宣言をした。リアルファーが使われた全商品を同社のECサイト、「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」「ミスター・ポーター(Mr Porter)」「ユークス(YOOX)」「ジ・アウトネット(The Outnet)」から削除する。
マッテオ・ジェームズ・マロニ(Matteo James Moroni)同社サステイナビリティー部長は、「わが社の環境保護活動は2009年のアースデイに環境保護キャンペーン、ユークシジェン(YOOXYGEN)をローンチしたときから始まった。課題はまだ多いが、われわれは環境問題に対する社会的責任を非常に重く受け止めている。業界全体の変化要因になることが目標だ」と説明した。
米国動物愛護協会(HSUS)、国際動物愛護協会(HSI)、反生体解剖連盟(LAV)との長期的関係を築くとした上での決断だ。さらに同社は毛皮に反対する国際連盟(FFA)のプログラム、“ファー・フリー・リテーラー・プログラム”に参加した。
ユークスは4月に100%リサイクル可能な素材で作られた“エコ・ボックス”を梱包に導入した。また、ニューヨークのパーソンズ・スクール・ オブ・デザインと提携を結び、卒業コンペで「ユークシジェン・アワード」を設置するなど、これまでも同社は環境保護活動に力を入れてきた。
また、同社は20年までに事業運営を100%再生可能エネルギーで調達することを目標に掲げるRE100にもファッションEC企業で唯一参画している。